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100フィート

★ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

     

s t o r y

かねてからの夫のDVに耐えかね、ついに夫を殺害してしまった妻マーニー(ファムケ・ヤンセン)。

情状酌量が認められ早期出所したマーニーは、家から100フィート(約30メートル、室内も含む)以上離れないことを条件に自宅に戻るが、足には所在認識用の足輪がつけられ、なんと自宅の地下室ですら移動制限の対象になっていた。

外では、常に夫の元同僚である警官が見張っている。

そんな孤独なマーニーに、更なる恐怖が襲いかかる。。。

   

c o m m e n t

一言ですますと「ツマラナイ」です。そして、あまりに理不尽すぎて「面白くない」です。

   

いきなりネタばらしですが、妻に殺された夫が悪霊となって移動制限のある妻に対し、家中でしつこく襲いかかるという内容。

しかしその夫がなぜそこまで妻に執着するのか、どうにもスッキリしません。というより、超逆ギレもいいところ。

 

生前よりDVを繰り返し、殺されたら悪霊になってもなお妻に暴力。

これを殺された恨みや復讐とは解釈できないでしょう、どう贔屓目に見ても。いくらなんでも乱暴すぎます。だって、自分が蒔いた種じゃん。

  

しかも、それらしい怪しい伏線を微妙に出したりもするんです。

夫が(おそらく不正な?)お金を床下に隠していたりとか、夫の元同僚がやけにマーニーに熱を入れすぎなところとか。

でもそれらも一切回収されることなく、ともすれば本編には全く影響が及ばないまま、ただただ身勝手な夫による身勝手な復讐劇に終始するわけです。

妻を愛しすぎたゆえ、とか多少強引でも美談に持っていくつもりもないし、工夫の微塵も感じません。

  

せめてラストはどうやって解決(収拾)するんだろうと観見続けたところ、妻が結婚指輪を投げ返して、夫は消滅(昇天)。

え? なんで?? 意味がわかりません‥‥。

  

というわけで、限りなく☆ゼロ(0点)に等しい★×1です。

(★×1つの獲得は、あまりに幸薄妻を好演したファムケ・ヤンセン姐さんを評して)

(パッケージにも騙されます。そりゃ、監禁サスペンスなのかと思いますわ。)

ファムケ姐さん!「浅田飴」って何すか!?

        

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原題: 100 FEET

監督: エリック・レッド

公開: 劇場公開なし(日本) / 時間: 105分

製作: アメリカ(2008)

キーワード:ホラー、スリラー、悪霊、逆ギレ、ファムケ・ヤンセン

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