100フィート
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s t o r y
かねてからの夫のDVに耐えかね、ついに夫を殺害してしまった妻マーニー(ファムケ・ヤンセン)。
情状酌量が認められ早期出所したマーニーは、家から100フィート(約30メートル、室内も含む)以上離れないことを条件に自宅に戻るが、足には所在認識用の足輪がつけられ、なんと自宅の地下室ですら移動制限の対象になっていた。
外では、常に夫の元同僚である警官が見張っている。
そんな孤独なマーニーに、更なる恐怖が襲いかかる。。。
c o m m e n t
一言ですますと「ツマラナイ」です。そして、あまりに理不尽すぎて「面白くない」です。
いきなりネタばらしですが、妻に殺された夫が悪霊となって移動制限のある妻に対し、家中でしつこく襲いかかるという内容。
しかしその夫がなぜそこまで妻に執着するのか、どうにもスッキリしません。というより、超逆ギレもいいところ。
生前よりDVを繰り返し、殺されたら悪霊になってもなお妻に暴力。
これを殺された恨みや復讐とは解釈できないでしょう、どう贔屓目に見ても。いくらなんでも乱暴すぎます。だって、自分が蒔いた種じゃん。
しかも、それらしい怪しい伏線を微妙に出したりもするんです。
夫が(おそらく不正な?)お金を床下に隠していたりとか、夫の元同僚がやけにマーニーに熱を入れすぎなところとか。
でもそれらも一切回収されることなく、ともすれば本編には全く影響が及ばないまま、ただただ身勝手な夫による身勝手な復讐劇に終始するわけです。
妻を愛しすぎたゆえ、とか多少強引でも美談に持っていくつもりもないし、工夫の微塵も感じません。
せめてラストはどうやって解決(収拾)するんだろうと観見続けたところ、妻が結婚指輪を投げ返して、夫は消滅(昇天)。
え? なんで?? 意味がわかりません‥‥。
というわけで、限りなく☆ゼロ(0点)に等しい★×1です。
(★×1つの獲得は、あまりに幸薄妻を好演したファムケ・ヤンセン姐さんを評して)
(パッケージにも騙されます。そりゃ、監禁サスペンスなのかと思いますわ。)
ファムケ姐さん!「浅田飴」って何すか!?
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原題: 100 FEET
監督: エリック・レッド
公開: 劇場公開なし(日本) / 時間: 105分
製作: アメリカ(2008)
キーワード:ホラー、スリラー、悪霊、逆ギレ、ファムケ・ヤンセン
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