コン・エアー
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s t o r y
軍人のキャメロン・ポー(ニコラス・ケイジ)は、退官式の夜に酒場で妻トリシア(モニカ・ポッター)と祝っていたところを酔っ払いに絡まれ、誤って1人を殺してしまう。
正当防衛も認められず刑務所に入れられるが、模範囚として仮釈放されることになり、囚人専用の輸送機「コン・エアー」(C-123K)に搭乗する。
しかし、そこにはサイラス・グリサム(ジョン・マルコヴィッチ)を始めとする凶悪犯たちの姿も。そして離陸後、サイラスの逃亡計画によって飛行機がハイジャックされ。。。
c o m m e n t
思い出したように、気づけばいつもやってる気がする。もう何度観たことか‥‥しかも毎回吹替えで‥‥権利が安いんだろうな。
(残ってた記録によると、2012/02/19 にも観てるらしい。そして、その時も★3点の評価。我ながら結構正確なんだなwww)
まず言いたい。
「やたらとゲーハー(ニックの旦那)を聖人ぽい感じにするのはヤメレ!」
もはや、スティーブン・セガール御大と双璧をなすほどのテンプレB級映画ばかり出てるような印象しかないゲーハー。今回もその例を漏れず、やたらと強い上にやたらと言動が優等生過ぎて鼻につきます。
なんでいつもそうなんだよ!
たまには、冷酷無比なドギツイ悪役とか、変態サイコパスとか、深みのあるトランスジェンダーとか、お喋りクソ野郎とか、そういう幅を見せてくれよ。あんたが人が好さそうなのはもう十分伝わってんだからさ。そういつも「オレ優等生。今回も何とかしちゃうぜ」テンプレばっかりだと、映画が始まって早々に楽しみがなくなっちまうよ。
そして。
「ゲーハーの奥さんないしは恋人が、何かとハイアベレージで綺麗どころなのもヤメレ!(ちなみに今回は『スパイダー』のモニカ嬢)」
ここはセガール御大との決定的な差だな。だって、セガール御大の相手役(ヒロイン)って、逆にハイアベレージでほぼ BUSU ばっかだし。(これは人柄なんだろうか)
毎回ゲーハーのビジュアルから、なんか釣り合わないんだよねー。
爆破や街破壊もセガール御大のテンプレ映画と同じくだけど、はたして元が取れてるのか、余計なお世話で心配してしまう。今回はラスベガスの街に飛行機を不時着させて、一面ぶっ壊しまくってるし。プラス、悪役はほぼ全員殺しちゃってるのも、芸がねえ。ただただ大味。大雑把。
今回も「なんで観てしまったんだ‥‥」という謎の余韻(自責の念かもしれない)を残して観終わるも、不思議なことにまたやってたら‥‥観ちゃうんだろうな。たぶん。。
ちなみに、以下『ウィキペディア』の備考欄より。
▼CGが余り使われておらず、コン・エアーの描写などは、全て本物の飛行機(C-123K)を使って撮影されている。特にクライマックスでコン・エアーがラスベガスのホテルに激突するシーンは、廃業し廃墟になったホテルと廃棄された旅客機を買い取り、実際にラスベガスで旅客機をホテルに突っ込ませた一発勝負の撮影だった。
加えて。
▼第18回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)でWorst Reckless Disregard for Human Life and Public Property(「最低人命軽視と公共物破壊しまくり作品賞」)。
まあ、そりゃそうよ。
キモイ長髪に無精ヒゲ、相変わらずお人好し感全開なニックの明日はどっちだ。
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原題: Con Air
監督: サイモン・ウェスト / 製作: ジェリー・ブラッカイマー
公開: 1997年(日本) / 上映時間: 116分
製作: アメリカ(1997)
キーワード:アクション、犯罪者、銃撃、爆破、飛行機、ニコラス・ケイジ、BSフジ(フジサンデープレミアム)、吹替え(ソフト版)、大塚明夫、家中宏
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