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48時間PART2 帰って来たふたり

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s t o r y

アルバート・ギャンズの事件から7年。

サンフランシスコ市警の刑事ジャック・ケイツ(ニック・ノルティ)は、いつもあと一歩まで迫りながら取り逃がしてしまう犯罪組織の謎のボス “アイスマン” 逮捕に、日々奔走していた。

ある日、レース場で張り込んでいたジャックは取引現場を目撃。激しい銃撃戦の末、容疑者の一人を射殺するももう一人を逃がしてしまうが、現場に残されていたのは、7年前のアルバート・ギャンズ事件でタッグを組んだレジー・ハモンド(エディ・マーフィ)の写真だった。

一方、釈放間近だったレジーは、看守の給料を盗んだという濡れ衣を着せられて刑期が伸び、ようやく出所の日を迎えるも、そこにまたしても捜査協力を迫るジャックの姿があり。。。

  

c o m m e n t

昨夜の続編『48時間PART2 帰って来たふたり』を観ました。主役に変更なく、我らがエディ・マーフィとニック・ノルティ。

そして今夜も字幕。当たり前なんだけど、やっぱりエディ・マーフィが英語を喋ってるのは、違和感ありまくりで変な感じですwww。歯切れの良いテンポなのは英語でも十分伝わってくるんだけど、個人的にどうしても下條アトム氏の美声が消せず。

相棒ニック・ノルティは大塚明夫氏のイメージを持ってたけど、wikipedia によれば、吹替え全4タイプ(ソフト版、フジテレビ版、日本テレビ版、テレビ朝日版)の中で、エディ・マーフィの声が下條アトム氏なのはフジテレビ版のみで、となるとニック・ノルティの声は玄田哲章氏になるんだよなあ‥‥完全に余談ですが。

  

で、本編。

とりあえずまず思うのが、たかだか48時間(2日間)でこんなにも警官が殺されまくって、よく治安が保てるよなあ、という。冒頭から、もはや悪役のご挨拶程度にモブ警官が生贄になって、警官の使い捨ても甚だしく。作中の警官の求人倍率が気になるところです。

でもまあ、80年代後半~90年代初頭のアメリカ刑事物なんて、だいたいこんな感じかなあ。

敵も味方も所かまわず銃乱射し過ぎ。建物や器物やら壊し過ぎ。犠牲者や損害が出過ぎ。最後にラスボス殺して終わり過ぎ。

何より、ラストになんとなく「これにて一件落着、万事OK!」って空気流れ過ぎ。「大きいことはいいことだ!」なんてキャッチコピーのCMがあったけど、「悪いやつは許さねえ!とにかく、そいつさえやっつけりゃ(派手にドンパチやっても)大義はこっちにあるのさ!」って大雑把な感じがヒドイ。開き直りもいいところなんだけど、もう開き直り過ぎて、逆にどうでもよくなってしまうから不思議。(先日の『プロテクター』ではジャッキーでさえそうだったし)

まさか‥‥今のトランプ大統領の言ってる ”偉大なアメリカ” ってこういうことなんですか?

  

だから、こういうガバガバ映画で真面目にストーリーについて触れるのも、野暮ってもの。

いいんですよ、どう考えたって警察内部に何らかの共謀者がいるとしか思えないのに‥‥アイスマンに毎回先手を打たれたり、何故かアイスマン絡みの証拠が出てこなかったり、おまけに前作でほぼ刑期満了目前だったレジーが看守の給料を盗んで刑期延長になったり(釈放寸前でンなことするわけねーじゃん)‥‥したって、ジャックが全然何も気づかないのも。

細けぇことは気にせず、楽しくドンパチやって、悪人をぶっ殺しゃいいのよ!ドン!というね。

  

個人的なメモとしては、”同時期の映画にジェームズ・ホーナーが音楽担当し過ぎの件” が気になりました。些かBGMが似過ぎてやいませんか?

前作『48時間』なら露知らず、音だけ聞いてたら『コマンドー』?『レッドブル』?『ペリカン文書』にも似てるなって感じですし。(あのパナマやジャマイカやキューバとか、カリブ海島々の音楽に使われている楽器の音色ですよ)

(気になって調べたら、ジェームズ・ホーナー凄過ぎやね!!どんだけこの人が音楽担当した映画を観てるんだって思う)

あと、刑務所でレジーが世話になった囚人カークランド。声も似てたし体もデカかったから、てっきり「またサミュエル(・L・ジャクソン)か?」と思ったけど、これは別人でした。

  

早い話、まとめれば、字幕ですら ”らしさ” の伝わるエディ・マーフィは、心から本当に素晴らしい!(今作の髪型は特によい!)(エンドロールも一番上だし。前作と序列が変わったのかな。そういやニック・ノルティって、今は何してるんだろう)

観ていてスッキリ、楽な気持ちにさせてくれる80年代後半~90年代初頭のアメリカ刑事物の王道っぷりに、安定の★5点でした。

アイスマンには、映画『スリー・リバーズ』のラストで

ブルース・ウィリスに思いっきりぶん殴られてたブライオン・ジェームズ。

前作の脇役が、今回は一転悪の親玉に上り詰めるとは。(顔は覚えやすいな)

     

アイスマンに使われる手下刑事のこの人エド・オロスは、

映画『レッドブル』で悪ボスのビクターを演じてたね。

うーん、あっちはドスが効いてたけど、こっちはわりとしがない下っ端。(役者だなぁ)

     

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原題: Another 48 Hrs.

監督: ウォルター・ヒル / 音楽: ジェームズ・ホーナー

公開: 1990年(日本) / 上映時間: 95分

製作: アメリカ(1990)

キーワード:アクション、銃撃、爆破、カーチェイス、マシンガン・トーク、エディ・マーフィ、ニック・ノルティ、ブライオン・ジェームズ、エド・オロス、FOX movie、字幕

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