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ホステル2

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s t o r y

イタリア・ローマに留学中の女子大生2人は、ホームシックにかかってほっておけない友人を誘って、女3人の旅に出る。

電車での移動中、ローマでのデッサンの授業で知り合ったモデルと再会し、彼女の勧めで行き先をスロヴァキアに変更するのだが、そこで彼女達を待っていたのは、天然スパだけではなかった。。。

   

c o m m e n t s

前作『ホステル』を観ての感想が通じたのかどうか、続編の今作では恐るべき殺人ゲームの裏側にもスポットライトが当てられます。

が、映画としては前作に完敗です。

  

まず前作では主人公が男性だったので、ホラー映画に必須である「エロ」要素は自然と盛り込まれていたのですが、今作は女性3人が主人公。

果たしてどうやって「エロ」要素なんて取り入れていくんだろうと心配してたら、まぁヒドい。

とにかくお色気サービスシーンはほとんどないので、この時点で大幅なマイナス。個人的に設けている優良ホラー映画のセオリーから脱落となります。(ただでさえ、3人の主人公が全然カワイくないのに‥‥)

  

では、根幹である「恐怖」要素はというと、これもパッとしません。

前作は悪役側の組織としての完成度に問題があり、ツメの甘さが目立っていたのを反省したのか、悪役=スポンサー=殺人者のお金持ち一同による投資(増資)で、設備や人件が大掛かりなものになってるんだけど。

いざという時に徹底した悪になりきれない、なんかショッパイ方々が集まっちゃったもんだから、「恐怖」を全然感じないんです。(どちらかというと、オタクっぽい情けないコシヌケ男ばかりでキモイだけ)

   

悪側で、特にクローズアップされるのは3人の野郎ども。

1人(主催者側)は、意味もよくわからないまま子供ギャングの1人を見せしめに殺し(この演出は必要だったのか、個人的には完全に的外れのNGな演出だと思う)、1人(客側)は殺し方に妙なこだわりを持ってゲームに参加するものの、ちょっと上手くいかなくなったくらいで不貞腐れた挙句、勝手にゲームを降りようとして殺されてるし。

残る最後の1人(客側)も、最初はゲームに葛藤する善人(常識人)が突如残虐性に目覚めて、実は一番危ないヤツだったっていうキャラクターを与えられてるけど、演技力(迫力)不足は否めず。最終的には、主人公の女に男性シンボルを斬チンされて絶命!ああ情けない!!

  

悪役がこれでは、主人公の女(気が強いだけでカワイくない!)も輝きに欠けるのは当然で。

結局お金に物を言わせて、自分だけ殺人ゲームから生還というこれまたショッパイ展開の末、自分を罠にはめたモデルの首を斬って、地元の少年ギャング達に生首サッカーさせるというワケワカメな復讐で終幕を迎え、ただただ残念感だけが残るのでした。

  

うーんこの、やっぱり最後はカネなのか?

  

≪ さる犬メモ ≫

何度も言いますが、今作はとにかく主人公の女性陣がカワイくない!エロもない!ちょっと致命的!!

そんな中、唯一エロい存在だったのが、モデル役のヴェラ・ヨルダノーヴァ嬢でした(といっても冒頭に OPPAI ポロリがあったくらいだけど)。でも前述のとおり、斬首された上に生首サッカーの残念な最期が待っています。合掌。

    

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原題: Hostel: Part II

監督: イーライ・ロス

公開: 2007年(日本) / 上映時間: 95分

製作: アメリカ(2007)

キーワード:ホラー、サスペンス、アクション、殺人ゲーム、行ってみたら怖かった

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