ザ・マーダー
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s t o r y
刑事ジャック(レイ・リオッタ)の周囲で猟奇的な連続殺人事件が発生。被害者がいずれも過去にジャックと関係のあった女たちであったことから、ジャックに容疑がかけられる。
しかし、事故で亡くなったと思われたジャックの母や、さらにはジャックと面識のない男までが同様の殺され方で発見されたことから、事態は混迷する。
そんな中、ジャックの初体験の相手だったレベッカが惨殺死体で見つかり、ジャックは妻のアナ(ジゼル・フラガ)と、かつて不倫関係にあった同僚のジェニー(サラ・アン・シュルツ)の身を案ずるが。。。
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シリアスなトーンで展開する刑事ものですが、実はモテモテ刑事の下半身に天誅!といった、実はわりと下世話な内容でした。
しっかし、モテ刑事のジャックことレイ・リオッタ、そこまでいい男か!?
顔はデカイし、表面はボコボコかまぼこ系だし。これはいわゆる、一昔前のイイ男ってやつなのでしょうか。どうも彼のモテモテぶりには賛同できず。あれこれと殺されてしまう被害者に、ただただ同情あるのみです。
逆に、不倫関係にあった同僚刑事のジェニーことサラ・アン・シュルツの、『妖怪人間ベム』に出てくるベラのような、ミステリアスでエッチな感じが掘り出し物な感じでよかったです(やっぱりジャックのせいで殺されちゃうんですが‥‥製作にも参加してるのか)
事件の真相は、妊娠・堕胎させたはずの初体験の相手(レベッカ)が実は堕胎しておらず、産まれた息子が親父に復讐するため、親父の相手を襲っていたと。
そしてラスト。彼は自らジャックに殺されること、妊娠した奥さんのアナを生かすことで、これから産まれてくる子供を見るたびに、苦々しい記憶を呼び起こすことで永遠の復讐を遂げるというわけです。マイナー映画ながら、一応がんばったなって思う。
ジャックは子供の顔を見るたびに、きっと下半身がキリキリすることでしょう。思わず「よくやった、ムスコ!」と言ってやりたいです。
後日加筆(2018)。
初見から4年が経過しても、結構登場人物とか覚えてたので、当初の★1点から評価し直しました。やっぱり、どんなにマイナー映画であっても、長く印象に残すっていうのは大事なポイントだと思ったので。
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原題: The River Murders
監督: リッチ・コーワン / 脚本: スティーヴ・アンダーソン
製作: リッチ・コーワン、ダニエル・トール、スティーヴ・アンダーソン、サラ・アン・シュルツ、テイ・ヴォーイ、ジェイソン・マッキー
公開: 劇場公開なし(日本) / 時間: 92分
製作: アメリカ(2011)
キーワード:ホラー、サスペンス、サイコスリラー、スリル、犯人は誰だ、刑事、人間関係、テレビ東京(サタシネ)、吹替え、堀内賢雄
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