バイオハザード: ヴェンデッタ
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s t o r y
対バイオテロ組織「B.S.A.A.」北米支部隊長のクリス・レッドフィールドは、生物兵器(「B.O.W.(Bio Organic Weapon=バイオ・オーガニック・ウェポン)」)を扱う武器商人グレン・アリアスに捕らえられたエージェントを救出するため、メキシコ軍特殊部隊と共にアリアスの拠点である洋館へ突入するが、洋館の各所に仕掛けられていたトラップや、アリアスによって高度に制御されたゾンビたちの襲撃に遭い、部隊は壊滅、アリアスに逃げられてしまう。
4か月後、クリスの元部下で、現在シカゴ大学の教授兼「B.S.A.A.」のアドバイザーを務めるレベッカ・チェンバースは、全米各地で発生しているゾンビ化現象を研究する中で未知のウイルスを発見。ワクチン作成に取りかかった矢先、研究施設内に侵入したアリアス一味が仕掛けたバイオテロによって、ウイルスの解析データや試作ワクチンを焼き払われた上、命を狙われる。
間一髪でレベッカを救出したクリスは、レベッカからゾンビ化現象の特性が欧州で発見された寄生虫「プラーガ」のそれと酷似していることを知らされ、かつて「プラーガ」を用いるカルト教団と戦った経験を持つ「DSO(Division of Security Operations=アメリカ大統領直轄エージェント)」のレオン・S・ケネディにコンタクトをとるが、ここでもアリアス一味が現れ、激しい銃撃戦の中レベッカが攫われてしまう。。。
c o m m e n t
全編フルCGアニメの第3弾。相変わらず、これ、専門用語のオンパレードで初見の人には優しくないです。
『バイオハザード』シリーズ自体(設定等々)は大好きなんですけど、いざゲームの方は‥‥といえば、ヘボさゆえに全くクリアできてないナンバリングばかりなので、『6』と『7』の間の話では当然聞き覚えのない単語(設定)も数多し。
その点では、もはやファンのため(だけ!)の映画と振り切ってる感があります。
内容としては、実はよくあるストーリー。悪のボス側は恋人を殺された復讐として(自分が悪いことやってた報いなんだけど)、ゾンビウィルスを悪用し世界(とりあえずはアメリカ)を混乱させようとする。タイトルの「ヴェンデッタ」は「復讐」を意味するそうで、まあ、そのまんま。
個人的には、前述のように ”バイオファン” なので、それなりに満足しながら追走しきれたんだけど、中にはイチ映画として気になる点もあり、全体的な評価としては ”及第点越え” でなんとか着地。第1作目『ディジェネレーション』が★×6、2作目『ダムネーション』が★×5で、作品が出るたびにポイントを落としております。
以下が、どうしても気になってしまった点。
①クリスとレオンが頑丈すぎる。
実写映画版のアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)のように、別にウィルスを取り込んでるわけではないよね? 鍛えてはいるものの、あくまで生身の人間ッスよね?
なのに、頑丈すぎなんですよ。ラストの戦闘シーンでは、ドでかいクリーチャーに投げ飛ばされ、すごい速度で壁や柱に叩きつけられてるのに、血反吐すら吐かない。特にレオンなんて、パッと見がただの皮ジャケじゃん。
今回は、二人以外はラストの戦闘(肉弾戦)に加わらなかったからわかりにくいけど、前作『ダムネーション』ではラスボスが平気で主人公以外のキャラの首をちぎったり、握り潰したり、踏み潰したりしてたし。ラスボスのクリーチャー度合いなら、今回もあんまり変わんないはず!
②クリスもレオンもグレン・アリアス(ラスボス)も、銃避けすぎ。
実弾なめんな。
あと、前作『ダムネーション』のエイダvs大統領のシーンと被りすぎ(あれはナイフによる攻防だったけど)。既視感が先行してしまった。
③グレン・アリアス(ラスボス)優しすぎ。
せっかく捕獲した(手に持っちゃってる)したんだから、即握りつぶすかビルから放り投げりゃ一発じゃん。
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原題: Biohazard: Vendetta
監督: 辻本貴則
公開: 2017年(日本) / 時間: 97分
製作: 日本(2017)
キーワード:ホラー、スプラッタ、グロい、フルCG、アニメ、バイオハザード、ゾンビ、ウイルス、予告動画あり
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