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ポセイドン

s t o r y

洋上で新年を迎えるべく、豪華客船「ポセイドン号」には多くの客が乗り、盛大なパーティーが催されていた。

しかし、新年を迎えた直後に、ポセイドン号は突如現れた異常波浪による巨大な波の直撃を受け転覆。多くの乗客の命を失った。

天地逆転した船内ホールで、わずかに残った生存者に対し船長は救助を待つよう命じるが、プロのギャンブラー、ディラン(ジョシュ・ルーカス)は従わずに単身脱出に動き出す。また、元消防士で前NY市長のロバート(カート・ラッセル)も、はぐれた娘ジェニファー(エミー・ロッサム)を捜すため、ディランと行動を共にする。そして、さらにはシングルマザーのマギーと息子のコナー、自殺志願の老人ネルソンらも加わり、最上部を目指すのだが。。。

 

c o m m e n t

これ、映画館で観たことありました。何故わざわざ映画館に行ったのか、そこまで惹かれた理由を全く覚えてないけど。

 

一言で言って、アメリカ英雄願望主義に満ちた、ヘボ映画です。

船で一番エライ船長の言うことを聞かず、自分の直感を信じて勝手な行動をした連中が、結果として助かってしまうという、ナントモ胸糞の悪さ。

主人公は‥‥一応、ディランことジョシュ・ルーカスですが、これもまたお決まりの自己犠牲演出で、娘の恋人を死なせまいとカート・ラッセル親父がイキって見事に水死し、英雄よろしく!となります。(有名どころでは『アルマゲドン』のブルース・ウィリスと同行為と言えば伝わりますか。既視感がすごい!!まったくもって、何度同じような場面を見せられなきゃいけないのか!)

一応ヒロイン?のラッセルの娘さん(エミー・ロッサム)も、あんまりカワイくないし。

あと、大晦日に恋人(男)にフラれ、自暴自棄で自殺寸前の同性愛者ジジイが、リチャード・ドレイファスってのも、なんとも微妙な。しかも爺さん、ちゃっかり生き残ってるし。(親切なウエイターさんを高所から蹴落として助かったのは「緊急避難」適用でセーフ?)

そんなポンコツ集団の脱出劇は、やっぱり波乱の展開もなく。先々が読めすぎる。当然「助かってよかったね」と素直に声かけてあげたくなるヤツもいるわけがなく、残念感だけが残りました。

  

本当は ★×1 だけど、CGによる津波のシーンがなかなかの迫力だったので、プラス★1つ。(日本の地上波ではほぼ放送しにくそうでは、ある。そこも残念ポイント)

なんでこれを映画館に観に行ったんだろう、観終わってもその答えには辿り着けませんでした。

     

★ ★ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

  

原題: Poseidon

監督: ウォルフガング・ペーターゼン

公開: 2006年 (日本) / 上映時間: 98分

製作: アメリカ

キーワード:自然パニック、人間ドラマ、CG、大津波、豪華客船、カート・ラッセル、ジョシュ・ルーカス、リチャード・ドレイファス、エミー・ロッサム、アメリカ英雄願望、自己犠牲演出、BS11(日曜名画座)、吹替え

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